こんにちは、たますけです!
そうだ、鳩時計を作ろう
お昼に散歩していたらあるおうちから、いつも公園のハトにパンをあげるおばさん(ハトおばさん)が出てきて、意図せず家を知ってしまいました。公園にはたくさんハトがいて、模様も仕草もみんな違うし、ほんとに見飽きないです。
ということで鳩時計を作ってみたくなり、鳩時計作りに挑戦してみました。(完全なる独断と偏見で作成していますので、本当の鳩時計とは仕組みなどまっっったく異なります。ご注意ください。)
100均で作ろう
工作をしたいと思ったらたぶんですが、いろんなパーツが必要になってきます。例えば、扇風機を作りたかったら、羽と固定する棒がいるなーみたいな(モーターや電源ももちろん必要ですが、電子の部分は抜きで)。
このとき自分でさまざまなパーツを設計し、3Dプリンタで作成することももちろん可能ですが、今回の鳩時計では「100均で作る」を裏テーマに作成してみました。センサーやマイコン以外のパーツは、全て100均を駆け回って集めました(あと割り箸と段ボール。これがあったら結局強いんですけど!)。
先の例だと、扇風機の羽は、園芸コーナーにあった風車のピックが、固定する棒にはカメラの三脚が使えるかなーとわたしは考えます。このパーツ工作に使えそうだなーと思うものが100均にはたくさんあります。
上の写真は100均に300円で売っているミニ洗濯機です。電池を入れてスイッチを押すと洗濯槽内の灰色のパーツがぐるぐる回り、中に水を入れておくと洗濯ができるそうです(ほんと?)。
どんな仕組みになっているか、分解素人のわたしはDCモーターで灰色のパーツを回転させているくらいだろうとしか思いませんでした。
しかしネジをはずして中を開けてみると、モーターにパーツをつけて直接水を回しているのではなく、モーターの先についた小さな白いギザギザパーツが、それまた小さな白いギザギザパーツを回転させることで、洗濯槽の中の灰色のパーツを回し水が回転するようにできていました(下の写真)。
なるほどそういう手があるんだ。 だいたい100円なので、壊す気持ちたっぷりで分解できるし利用できます。
取り出しちゃおう
この鳩時計で工夫した点は、時間になったらハトが出てくるときの仕組みです。使ったのはステッピングモーターと100均で見つけた「伸びる手のおもちゃ」です。このおもちゃに使われている『引いたり離したりすると伸び縮みする』部品を取り出しました。
このおもちゃの伸び縮みを繰り返すためには、引く→戻す→引く→戻すと、直線運動が繰り返さる必要があるような気がします。でも、電子工作に使うアクチュエーターの中で、直線運動するものってあるかな?思いつかず、辿り着いたのが回転運動です。回転運動から直線運動が作れそう!ということで手元にあったステッピングモーターを使いました。
これをリンク機構というとか言わないとか(勉強不足です涙。参考: KEYENCE, 「リンク機構とクランク機構の違い」, イチから学ぶ機械要素, <https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/machine-elements/link/crank.jsp>)。
ついでに伸び縮みの機構はパンタグラフ機構というとか言わないとか(勉強不足です涙。参考: TAMIYA, 「[工作のヒント] マジックハンド」, 工作のヒント集, <https://www.tamiya.com/japan/newstopics/2020/05/20robot/001.html>)。
回転速度の点から、正直ステッピングモーターはミスチョイスでしたが、一応、ステッピングモーターの回転運動から直線運動を作り出し、伸びる手のパーツを伸び縮みさせて、ハトを飛び出させることができました。
ネクストステージ 〜フイゴへの挑戦〜
鳩時計の鳴き声「カッコウ!」は、本物の鳩時計では「フイゴ」と呼ばれるパーツで高音と低音を鳴らすことで表現しているそうです(参考: デイリーポータルZ編集部 「国内唯一、フイゴ式の鳩時計の工場見学1, YouTube, <https://www.youtube.com/watch?v=Cl4hSLTcNNo&t=37s>)。
フイゴも回転運動から音を作り出しているとかいないとか。
今回私は電子音を鳴らしました。とっても簡単!今後は100均だけでなく3Dプリンタも駆使しつつ、本来の鳩時計に近づいていきたいです。ちなみに鳩時計の本当の名は「カッコウ時計」らしいで飛び出すのはカッコウらしいです。鳴き声は「カッコウ」ですね!日本では平和の象徴であるハトに変更されたとかされてないとか(諸説あるそうです)。でも鳴き声は「カッコウ」!
作りたいと思ったものをとりあえず作ってみる気持ち、アイデアを生む気持ちを胸に、日々勉強で頑張っていきます。
ご覧いただきありがとうございました!