今年のお正月休みは9連休。寒さが大の苦手の私も、冬を満喫すべく、連休最後の日曜には雪山へと繰り出すことにした。

便利な時代である。東京から新幹線でものの一時間少々でゲレンデについてしまう。
ただこの往路の車中もお楽しみタイム♪車窓の景色が都会の灰色から徐々に白に変化していくなか、雲丹たっぷりの駅弁を腹いっぱい堪能した。

今回の目的地GALA湯沢は電車の駅舎自体がゲレンデのエントランス施設になっており、電車から降りてすぐに滑ることができる手軽さが魅力である。時刻朝の9時40分過ぎ、今シーズン初すべりということもあって、一つ一つ慎重に勘を取り戻しつつ、一面の銀世界へとボードを漕ぎ出していった。

あいにく雪が舞う天候だが、気温が低いため雪質は絶好のパウダー状態！エッジを切るたびに大量の雪煙が舞い、日常では味わえない疾走感にテンション↑↑。

豪雪地帯でないとなかなか楽しめない非圧雪のフワフワコースがあるのもここの魅力。エッジが利きにくい分油断すると大量の雪に埋もれ、這い出るまでにひと苦労するが、ややテールに体重を乗せた状態で滑ると水上スクーターに乗っているような浮遊感を味わえる。

昼食時以外ほぼ休憩なしで滑走していると、さすがにバテバテ。午後4時ごろ2.5キロの下山コースを滑り降りるころには、ターンのたびにミリミリ音がしそうな筋肉の激痛が体のあちこちを駆け抜けた。

滑りに滑って疲れた体を温泉で温めた後は、なんといってもコレ！

イカ・豚・ウシ・貝♪串に刺さった山海のタンパク質と琥珀色の炭水化物（生ビール）。今、カラダが欲しているものの全てが越後湯沢駅舎内の浜焼き屋台に陳列されている。両手で持ちきれないほど購入し、復路の車中で至福のひと時。正月休み最後の夜はこうして暮れていった。

by taichi kobata